脳血管疾患は昭和 45 年をピークに低下しはじめ、
昭和 60 年には心疾患(高血圧性を除 く)にかわって第3位となりました。
その後は低下と上昇を繰り返しながらも低下傾向が続き、
令和 元年の全死亡者に占める割合は 7.7%となり、日本人の死因としては第4位となっています。
医療技術向上により脳血管疾患の死亡率は低下傾向です。
日本人の死因について、脳血管疾患は昭和 45 年をピークに低下しはじめ、
これまでは「第3位」でしたが、直近(2019年)のデーターでは「第4位」へと減少しました。
その一因は、予防医療と医療技術進歩によるものです。
ただし、要介護となる原因の第1位は脳血管疾患によるものです。
特に、男性においては実に23.0%の割合を占めています。
脳血管疾患(脳卒中)とは、脳血管が破れる、詰まるなどの異常が起きることにより、
脳が機能障害を起こすことを言います。
脳に起きる疾患を総じて、脳血管疾患と呼びますが、脳卒中と呼ぶこともあります。
脳血管疾患は、虚血性と出血性に分けられます。
虚血性とは血管が詰まること、出血性とは血管が破れてしまうことです。
代表的な虚血性の脳血管疾患は脳梗塞です。
また、出血性の脳血管疾患は脳出血や、くも膜下出血があります。
脳血管疾患の原因は、高血圧や高脂血症、糖尿病などがあります。
脳血管疾患は、突発的に起きることが多いですが、
危険因子を把握しておくことで早期発見につなげることができます。
また、脳血管疾患(脳卒中)は、急激な温度変化や不眠・過労・ストレスなどといった
環境が原因となる場合もあります。
脳血管疾患(脳卒中)が起こりやすい「生活習慣の乱れ」がある人は注意しましょう。
また、以下の症状がある人も注意しましょう。